古武術呼吸法を取り入れた女子ホッケー
北京五輪に出場する女子ホッケー日本代表が、日本の古武術にも用いられる独特の呼吸法を取り入れた成果で、コンディションが安定しているそうです。
古武術呼吸法で得た「疲れない体づくり」の成果として、中国との交流戦が5試合も組み込まれた18日間の2006年度最終合宿終了後も、以前のように極端にへばっている選手はいなかったというから驚きです。まさに「腹を据えた」取り組みです。
チームは2006年2月から、古武術にも用いられる独特の呼吸法を導入し、取りくんできました。ゆったりとした深呼吸によって横隔膜を下げ、体の軸を安定させて体の深部から力を発揮するというものです。それが上手くできれば、手足や肩などから余計な力が抜けて、疲れにくくなるといいます。
基本的に、丹田(たんでん)に意識を集中させ、上下、左右に体を伸縮させるようなイメージで、15分ほど深呼吸します。プレー中もこの呼吸法を持続させることができるように取りくんでいます。
古武術呼吸法で、女子ホッケー代表は体調は万全にととのえ、「疲れない体」で北京五輪のメダル獲得にへ突き進んでいます。