古武術 介護

古武術を応用した介護例1

古武術を応用した介護例1

両手を組んであおむけに寝ている人がいるとします。

 

上半身を起こす方法として、介護役のAさんは介護されるBさんの左側で、右手で抱えるようにBさんの肩をささえながら、左腕をその肩の下に深く差し込みます。
通常ですと、手のひらは上に向けますが、この場合は下に向けます。これは、肘を返すと腕が使いにくくなりますが、その分腕だけに頼らず、全身の力を使うようになるからです。
さらにBさんの体を体を手前と向こう側に軽くゆらしながら起こします。これで、Bさんの体重も利用できるので、Aさんは大きな力を使わずに済むのです。

 

次に、座っている片麻痺の人(Cさん)を立ち上がらせるとします。
Aさん(介護者)は足腰は踏ん張らず、薄く張った氷の上にいるように楽にふわりと立ちます。両手で目の前に輪を作って、Cさんの背中に回します。
この時、手のひらを内側ではなく外側に向けます。これは、両腕をわざと使いにくくして腕の筋力だけに頼らないようにするためです。

 

そして、Aさんはゆっくり重心を後ろに移しながら後ずさりします。そうすると、自然に前へ出るCさんの体重も利用することができ、さほど力を使わず自然に立たせることができるのです。

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